恵比寿のガーデンプレイスの正面奥の大きなシャトーは恵比寿のシンボル的な三つ星レストラン「ジョエル・ロブション」。
世界的なフレンチの巨匠、ジョエル・ロブション氏のレストランです。
わずか39才で世界最速で三つ星を獲り、世界中のフレンチだけでは無く全てのレストランに大きな影響を与え続けて、今年の8月、突然この世を去ってしまった。
正に、彼自身が大きな星でした。
日本では、1994年にタイユバン・ロブションがオープンし2004年に「シャトーレストラン・ジョエル・ロブション」として リニューアルオープン。
そして、シャトーの地下一階に「ラ・ブティック・ドゥ・ジョエル・ロブション」というパンとケーキのお店もオープンしました。
ギンコはこの「ラ・ブティック・ドゥ・ジョエル・ロブション」さんのショーウインドーを長年に渡って担当させていただいています。
きっかけはある日、シャトーの担当の方から連絡があり、シャトーのお花をヨーロッパのスタイルで出来るお花屋さんを探しているから、 ギンコさんにお願いしたいとの事でした。
初めは、まさか、こんな小さな花屋に??何かの冗談かしら?と、思ったものでした。
喜んで。。!と言いたい所でしたがシャトー全部のお花をさせて頂くことは規模的に難しく紆余曲折の結果、 このショーウインドーを担当させて頂けることとなり、それから、長いお付き合いになりました。
完璧主義者で有名なロブション氏が年に数回来日される時はシャトー全体に緊張感が走ったものです。
ブティックのショーウィンドーについてはNGを出される事は一度も無かったので、多分気に入っていただけていたのかな?と思っています。
今年の8月、ロブション氏が亡くなったのは、日本のスタッフも寝耳に水でとってもショックだったそうです。
担当の方は、フランスまでお別れに行って来たとおっしゃっていました。
私がロブションさんのウインドーを担当している中でいつも大切にしている事は、パンや、ケーキと言うのはテーブルに出た瞬間誰もがHappyな気持ちになる幸せな食べ物だと思っています。
だから、ウィンドーは季節毎に何か楽しい雰囲気の物を♬♬と思って長年飾り続けてきました。
毎年、クリスマスは特にそんな気持ちを大切にデコレーションする季節です。
今年は白樺や、クリスマスグリーンで作ったナチュラルでちょっとユーモラスなクリスマスツリーです。
沢山付いているクリスマスボールはヨーロッパから直輸入しているガラス製のハイクオリティな物を使って、高級感も大切にしています。
ツリーの足元に沢山のギフトを持ち寄って、聖なる日を待ち望む、そんなワクワクするようなクリスマスシーズンを表現しています。
美味しいケーキや、パンが沢山溢れている店内には今日も沢山のお客様が訪れて、幸せいっぱいのパンを抱えてお店を出て行きます。
クリスマスが終わると、来年の1月いっぱいはシャトーの建物の改修工事のために、シャトー全体がクローズとなるのだそうです。
しばらく、恵比寿界隈はロブションロスになっちゃいますね。。。
2月以降にまた、パワーアップしてリニューアルするのを楽しみに待ちたいと思います!
Commentaires